- ドゥルミス開発記 - 1話:開発の始まり
- ドゥルミス開発者が生成AIベースの多言語ブログサービス開発過程を共有し、GCPを活用してグローバルサービスを目指すと発表しました。
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ドゥルミスは、当初からグローバルサービスを目指していたため、マルチリージョンで企画・開発されました。
GCPロケーション
ドゥルミスは、GCPを利用しています。
Googleは、GCPのサービスとして、SDN(Software Defined Network)と呼ばれる強力なネットワークサービスを提供しています。
Googleのすべてのリージョンを専用ネットワークで接続したSDNを利用することで、安定したネットワークサービスを提供しているのです。
GCPには、世界中に39のリージョンが存在します。そのうち、ドゥルミスはアジアに3つ、ヨーロッパに1つ、北米に2つ、南米に1つのリージョンを使用しています。
もう少し詳しく説明すると、以下のようになります。
- ソウル
- シンガポール
- ムンバイ
- ベルギー
- サウスカロライナ
- サンパウロ
- ロサンゼルス
ユーザーが記事を作成すると、Googleの専用ネットワークを通じて、そのデータはリアルタイムに複製され、各地域に配信されます。そして、読者が記事を読む際には、最も近いリージョンにある記事と画像を見ることができるようになります。
ここには、実際には非常に多くの複雑な技術が隠されています。
Cloud SQLのリアルタイムレプリケーション技術や、データを処理するためのBigQuery、ユーザーがデータを高速に閲覧できるようにするGlobal CDN技術、そして必要な分だけサーバーを最適な環境で運用できるようにするサーバーレス環境であるCloud RunやGoogle Kubernetes Engine - Autopilot Clusterなどが、その例です。
もちろん、他にも非常に多くの技術が隠されていますが、今日はここまでとさせていただきます。
次回の記事では、Googleの最新のAIであるGeminiについてお話ししたいと思います。
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