主題
- #Anthropic Claude3
- #Google Gemini
- #OpenAI GPT
- #価格比較
作成: 2024-05-18
作成: 2024-05-18 11:24
今回、2日間にわたってGoogleとOpenAIから、新しいAI関連の発表が相次いだ。
一般的に、人々が知りたいと思う点は大きく2つ。
性能と価格。(もちろん、他にも多くの機能がありますが、それらは専門のブロガーの方々がレビューしてくれるので…)
OpenAIは、これまで通り、新しいGPT-4oは従来のGPT-4Tよりも安価になった。性能については、他の多くのブログを検索すれば、非常に多くのレビューが出てくるので割愛し、ここではまず価格についてのみ言及する。
GPT 価格表
基本的に、Open AIは、GPT 3.5 Turbo以降、最初にGPT 4が登場してから、新製品が登場するたびに価格を引き下げてきた。もちろん、性能は向上している。現状では、当然、安価な選択肢を選ぶべき場合は3.5 Turbo。その他のケースでは、4oを使用すれば良さそうだ。
Claude 3 価格表
最近、Anthropicは新製品の発表はないものの、コストパフォーマンスの高いHaikuと高性能のOpusにより、無視できないLLM企業となっている。
入力トークンの価格を基準にすると、3社の中で最も安価なHaikuは、テキストを簡単に処理する際には最も安価である。
さらに、今回Gemini Flashが登場するまでは、HaikuはGemini 1.0 Proよりも性能が優れており、非常に有用なLLMであった。
Gemini 価格表
Googleは、2つの価格体系を維持している。
1つはAI Studio、もう1つはVertex AI。
AI Studioは他の企業と同様にトークンベースの価格設定になっており、Vertex AIは特異なことに文字ベースの価格設定になっている。
上の表を基準に考えると、1トークンが平均3文字未満(1~2文字)の場合、Vertex AIを使用する方が安価であり、3文字以上の場合、AI Studioの方が安価となる。しかし、通常、英語は当然文字数が多くなるため、AI Studioの方が安価である。日本語も最近では1トークンが複数の文字になる場合が多いため…
いずれにしても、入力トークンや性能だけで見ると、Gemini 1.5 Flashは1.0 Proよりもはるかに優れており、高性能な作業が必要な場合は1.5 Proが優勢である。
総合
性能だけで見ると、MMLU基準でGPT-4o > Opus > 1.5 Proの順になりそうである。
高度な知的作業が必要な場合はGPT-4o。少し価格が安いものを利用したい場合は、Gemini 1.5 Proを使っても問題なさそうだ。実際に使ってみると体感的に少し異なるため、ユーザーそれぞれに合ったものを利用すれば良い。
安価に大量のテキスト作業をしなければならない場合は、2つの選択肢がある。
入力に対する出力の比率が低い場合(例えば、大量の文書を入力して短い結果を出力する必要がある場合)は、Claude 3 Haikuが最も安価である。ただし、Haikuは出力コストが高いため、逆に出力の比率が高い場合(例えば、特定のテキストを入力して、それを修正、変更する指示をする場合)は、Gemini 1.5 Flashをお勧めする。そのような場合は、出力コストが最も安いのはFlashである。
"価格は関係なく、絶対に最も複雑な作業をする"GPT - 4o
"しかし、入力トークンのサイズが128Kを超える"( GPT - 4oは128K以下のみ可能 )→Opus
"高性能が必要だが、価格がもう少し安価であるか、またはトークンのサイズが200Kを超える"( Opusは200K以下のみ可能 )→Gemini 1.5 Pro
最も安価なLLMが必要である。→Haiku
しかし、Input/Output比率において、Outputが少し多い、または200Kトークンを超える。→Gemini 1.5 Flash
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