Cloud SQL

Googleの最も基本的なSQLサービスです。基本的にMySQLとPostgreSQLはライセンス料金がかかりませんが、MS SQLはライセンス料金が追加されます。

Cloud SQLの価格構成は大きく4つの組み合わせが可能です。

HA構成にするかどうかの選択と、EnterpriseとEnterprise Plusの選択です。

HA構成にすることで、問題が発生した場合に自動的にFail Overが可能になり、

Enterprise Plusを選択すると、様々な追加機能が提供されます。

価格を見てみると、

（それぞれの価格は基本月額料金 / 1年契約 / 3年契約です。）

vCPU

• 基本：39.201 $ / 29.40075 $ / 18.81648 $
• 基本 + HA：78.402 $ / 58.8015 $ / 37.63296 $
• Plus：50.954 $ / 38.2155 $ / 24.45792 $
• Plus + HA：101.908 $ / 76.431 $ / 48.91584 $

Memory

• 基本：6.643 $ / 4.98225 $ / 3.18864 $
• 基本 + HA：13.286 $ / 9.9645 $ / 6.37728 $
• Plus：8.614 $ / 6.4605 $ / 4.13472 $
• Plus + HA：17.301 $ / 12.97575 $ / 8.30448 $

Storage ( SSD )

• 基本：0.221 $ / GB、月間
• HA：0.442 $ / GB、月間

Storage ( HDD )

• 基本：0.117 $ / GB、月間
• HA：0.234 $ / GB、月間

最大サイズ

• Enterprise：96 vCPU / 624 GB Memory
• Enterprise Plus：128 vCPU / 864 GB Memory

AlloyDB

Googleが誇るストレージ技術で開発されたデータベースです。

現在、ソウルリージョン（asia-northeast3）では、価格は次のとおりです。

• vCPU：61.7434 $ / 46.3112 $ / 29.638 $
• Memory：10.4682 $ / 7.8548 $ / 5.0224 $
• Storage：0.38398 $ / GB、月間
• 最大サイズ：128 vCPU / 864 GB Memory

全体的に見て、まずHDDは搭載されているものの、実際にはデータバックアップ用以外では、実サービスでの使用は難しいです。

（性能が非常に低く、データの読み書きに限界があるためです。しかし、HDD HAはなぜ...）

AlloyDBの場合も、HA構成は可能ですが、基本的にSLAが非常に高いため、

各自の状況に合わせて、上記の表を見て価格を計算してください。（Googleホームに詳細が記載されていますが、少し散らばっています。）

https://cloud.google.com/sql/pricing

https://cloud.google.com/alloydb/pricing

性能に合わせてスペックを上げれば、安価で高性能なサービスが実現できます。ただし、毎回変更するのは手間がかかります。

ちなみに、AlloyDBは従来のCloud SQLに比べて最大4倍の性能を発揮するとされていますが、その点はテストしていません。まだそこまで大規模なサービスではないためです。（ぜひ皆さんで実現してください。）

また、Cloud SQLはAlloyDBに比べて、比較的制限があり、サービス規模が大きくなれば、Cloud SQLよりもAlloyDBの方がコスパが優れている可能性があります。

実は、AlloyDBが初めてリリースされたとき、この価格で出すのか？と思いました。以前はEnterprise商品はCloud Spannerでした。今はCloud SQLの上位にAlloyDBがあり、その上にCloud Spannerがあると理解すればいいでしょう。